狩王決定戦2018札幌地区大会を見た感想

【狩王決定戦2018札幌地区大会を見た感想】


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上位チームのすごさを考察

私はエンジョイ勢なので、狩王がどんな事を考えてプレイしてるかなんて知りません( ̄ω ̄)
なので、ファン目線で上位チームのここがすごい!
みたいなとこを書いていきたいと思います。


最後の地区大会


東京大会を皮切りに今年は全国7地区
規模を拡大して開催された地区大会も、
ここ札幌がいよいよ最後の地区となった。

昨年の大会でも地区大会のラストを飾った札幌は、
毎年常連の顔が何チームも予選を抜けて壇上に立ち、
ハイレベルな狩りを披露してくれる。
ラストを飾るに相応しい地区と言えるだろう。

7月15日、幕張メッセにて開催される狩王決定戦2018決勝大会へと進出する20チームが、
ついに決定する。



札幌のクエスト

札幌のクエストはラストに相応しくメインモンスターネルギガンテ討伐だ。

地区大会の滅尽龍討伐クエストは各地区ごとに特色があったが、
札幌は達人芸というテオ防具のシリーズスキルにスポットを当てた設計となっている。
達人芸:会心発生時に斬れ味を消費しない。

選択可能な5種の武器のうち片手剣、ランス、スラッシュアックスの3種が
達人芸の発動した火力枠となっており、スキルだけ見ると片手剣とランスがやや優遇されていたが、
基本的なDPSの高さからスラッシュアックスが多く選ばれたようだ。



札幌のスラッシュアックス


最初の地区大会となった東京で火を吹いた
スラッシュアックスだが、
最後の地区大会となった札幌でも再び火を吹いた。

上位チームは全てスラッシュアックス×スラッシュアックス
という組み合わせである。

スラッシュアックスに始まり、
スラッシュアックスに終わる地区大会
というのもなかなか面白い。

さて札幌のスラッシュアックスだが、
短めながらも素で白ゲージ会心率+15%のゼノ武器に、
見切り2弱点特効3渾身3という
3つの会心スキルによって、
スタミナ最大時に弱点部位への会心率が100%となる。

弱点を攻撃できれば達人芸によって高火力を維持し続けることができるという、
非常に攻撃的なスキルセットである。



スラッシュアックスという武器


開発陣が解説で語っていたが、
地区大会の影響で一般プレイヤーのスラッシュアックス使用率が上がったという。

確かにあんなカッコいいプレイを魅せられたら真似して使ってみたくなるのは当然だろう。

だがスラッシュアックスは簡単に真似できるような武器ではない。
火力の高い剣モードでは機動力が絶望的に低く、敵の攻撃判定の外に避けるという回避が困難なのだ。
このため、敵に張り付いて攻撃し続けるにはフレーム回避が必須となる。
フレーム回避については コチラ を参照。

予選のプケプケを2位で突破してきた黒狼會チームが魅せてくれたフレーム回避を見てみよう。

ネルギガンテの尻尾ビターンをネルギガンテ側にすり抜けて攻撃に繋げている。

彼らは毎年予選を抜けてくる大会常連のベテランで、
ステージ上でもリラックスした雰囲気で高度なテクニックを披露してくれた。
そんな彼らですら決勝のネルギガンテでは5位なのである。

彼らのようにステージ経験の豊富なプレイヤーが多かったこともあるだろうが、
札幌はとくに会場の雰囲気が温かく、どのチームも楽しんで実力を発揮できている様子が印象的だった。




若ガリ定食ライス超盛り


そんな中、圧巻の狩りを魅せてくれたのがこの地区の優勝者だ。

若ガリ定食ライス超盛りチーム。
2位チームとのタイム差は40秒という大差である。

彼らもまた大会常連の強豪で、
昨年の札幌大会も予選を1位で突破して壇上に立っている。

今年の予選も1位で突破し、
2年連続となる予選1位通過を果たした彼らの狩りが、
狩王決定戦2018地区大会最後の狩りとなった。

彼らのクエストスタートから圧巻の115秒間を刮目してほしい。


100点である。
もはや何も書くことがない。

私が考察を書くよりも実況席の開発陣が全てを語ってくれているので、
音を出して見てもらえればそれで考察は完結する。

ここまで7地区に渡って地区大会の考察を書き綴ってきたが、
まさか最後の最後で考察の余地がないという展開になるとは思わなかった。

ネルギガンテを作り出した開発スタッフが、こういう風に攻略してほしいと願って設定した攻略法を、
そのまま再現したようなお手本通りの狩りである。

開発スタッフもこの狩りを魅せられたら
胸にこみ上げるものがあったハズだ。

その胸に込み上げる想いをスタッフに変わって
私が若ガリ定食ライス超盛りチームに伝えよう。


ありがとう!!!!
よくぞここまで攻略してくれた!!!!

開発スタッフより




感無量


このあと起き攻めの滞空滅尽掌を避け切れずに乙ってしまうアクシデントがあるのだが、
復帰直後にクリアしているので、115秒間でネルギガンテの討伐は終わっていると見ていいだろう。


乙ったミスなど記憶に残らないほど鮮烈な狩りであった。
ナレーターの丸山周氏のクエストクリアー!!の掛け声から感じる裂帛の気合いは、
これが地区大会最後の掛け声になるからという理由だけではなかったハズだ。




全国へ向けて


最後になったが準優勝で幕張行きを決めたLoVチームは
昨年の札幌大会を優勝して幕張のステージに立っている強豪である。

彼らの決勝大会での活躍を期待したい。




CAPCOMのアイデンティティ


全ての地区大会を終え、
各チームの立ち回りも高みに達してきたように見えるが、CAPCOMという会社の恐ろしいところは
ユーザーが如何なる境地に辿り着こうとも、そこは開発者の掌の上という事だ。

ただのゲーム好きのおっさんである私にはCAPCOMの内部事情など知る由もない。
だがファミリーコンピュータの魔界村から30年間CAPCOMのゲームを遊び続けてきた私が
CAPCOMという会社に感じる畏怖はそこである。

どれだけやり込んでも、決して開発者の掌の上から外に飛び出している気がしない。
私はそこにCAPCOMのアイデンティティを感じるのだ。

さて、7月15日に幕張メッセで決勝大会の前に行われる当日予選のクエストが発表された。

滅尽龍討伐01である。

え?また?
滅尽龍討伐01は東京大会で使用されたクエストである。

ところが徳田ディレクターの発言が気になる。

このコメントは滅尽龍討伐01において、まだプレイヤーが到達していない領域があることを示唆している。

開発者があると言ったらあるのだ。
なぜならCAPCOMだからだ。

当日予選は東京と同じクエストだが、東京とは全く違った狩りが観れるかも知れない。
期待を胸に決戦の7.15を待とう。



ところで当日予選は生放送あるのだろうか…

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