狩王決定戦2018名古屋地区大会の感想

狩王決定戦2018名古屋地区大会を見た感想


私はタイムアタックをやらないエンジョイ勢だが、狩王決定戦を見るのは大好きである。

上位チームのすごさを考察

何度も言うけど私はエンジョイ勢なので、
狩王がどんな事を考えてプレイしてるかなんて知りません( ̄ω ̄)
なので、ファン目線で
上位チームのここがすごい!
みたいなとこを書いていきたいと思います。



フレーム回避


モンハンの回避行動には無敵時間が存在する。
正確な検証はできないが過去作の傾向からして、回避行動の出始めに0.2秒の無敵時間がある。

イメージとしてはこんな感じ。
回避行動→□■■□□□□□□□→
(■が無敵時間)

この0.2秒の無敵時間を利用して攻撃をすり抜けるテクニックをフレーム回避という。

そして、フレーム回避はモンハンの華である。




『咆哮を避ける』という華


スキル回避性能を発動させると回避行動の無敵時間が伸びる。
こちらも正確な検証はできないが、過去作の傾向からして最長0.4秒まで伸びる。

イメージとしては、
回避行動→□■■□□□□□□□→
これが
回避行動→□■■■■□□□□□→
こうなる。

しかしながら今大会で使用された操虫棍に回避性能は発動していない。

どのチームも皆、0.2秒の無敵時間を咆哮に合わせているのである。
この咆哮回避はこの地区の見せ場の一つであっただろう。




名古屋地区大会のレベル


素人目線で見ても先週の東京地区大会と比較して、明らかにレベルが高かったように見えた。

東京大会では幕張行きを決めた上位4チームがすべてスラアク×スラアクという組み合わせだったが、
決勝に残った8チームのうち「スラアク×スラアクという」にたどり着いていたチームは5チーム
その5チームの中でも私の目から見てタイムアタック勢の動きに見えたチームは3チームだった。
この3チームは順位が1〜3位という結果で揃って幕張行きを決め、
東京地区大会は強いチームが順当に勝ち進んだという印象だった。

これに対して名古屋大会では決勝進出を決めた全8チームが「操虫棍×操虫棍という」にたどり着き、
私の目にタイムアタック勢の動きだと映ったチームは8チーム中6チームもあった。
幕張行きの切符は3枚である。
名古屋地区大会では実力者6チームによって、
3枚しかない切符の争奪戦が繰り広げられる事となったのである。




勝者と敗者の差はどこにあるのか


上述の通りこの地区は非常にレベルが高く、
幕張行きを決めた上位3チームと敗退した下位チームとの明確な差は、正直なところ分からない。
ほんの僅かな差だったのであろうことは推測できるが、その差とはズバリ何かを論ずるに至るまで、
私の知識が達していないのだ。

優勝したハーゲンキャッツチームだけは、猟虫による打撃でスタンを取っていた。



素人目にはこのスタンが勝因であるかのように映るが、果たしてそうなのだろうか。

というのは、この地区には前回大会の狩王が出場しているのである。




狩王は正しいという前提


狩王決定戦2017優勝者、NAOking氏。
私は彼のファンなので、
この記事は彼に偏った記述になることを初めに断っておこう。

上記の1位チームだけがスタンを取っていたという点だが、
タイムアタックにおいてスタンは極めて有効な拘束手段であることは言うまでもなく、
またNAOking氏は自身のツイッターで、自分のプレイスタイルについて このような投稿をしている。

彼にとって拘束を繋げるテンプレはタイムアタックの美学であり、
その彼がスタンに着目しないハズはないのである。
よって、彼がスタンを狙わなかったということは、スタンを狙う立ち回りにはリスクがあるのか、
もしくはスタンを狙わない方が何らかのメリットがあるのではなかろうか。

つまりスタンは勝敗を分けたポイントではないという推測に至る。




狩王の敗因


NAOking氏のチームはこの地区大会で5位、敗退となった。
1位のハーゲンキャッツチームが出したクリアタイム2分54秒33に遅れること約18秒というタイムである。

どこで18秒のタイム差が出ているのだろうか。

私の見たところ、入場のタイミングから序盤の立ち回りまでは
絆チームのものが最も美しく、洗練されたタイムアタック勢の動きに見えた。



誰の目にも見て取れたチームのミスは立ち位置である。

立ち位置について印象的だったのが2位で幕張行きを決めた祖龍アルセルタスチーム。

このチームは2名が常にお互いの立ち位置を意識し、
互いの位置が重ならない流動的な立ち回りを魅せてくれた。
また1位のハーゲンキャッツチームに関しても、(解説ではとくに触れられていなかったが)
2名の立ち位置が重ならないような意図が見て取れる立ち回りだった。

対してチームは2名の立ち位置が重なり、お互いのアクションを妨げてしまうシーンがあった。

操虫棍には味方に当たる攻撃があるのだ。
このフレンドリーファイアがタイムロスの要因の一つとなった事は間違いないだろう。




飛円斬り


(エキス取得時)二段斬り→[◯]飛円斬り
(エキス取得時)なぎ払い→[◯]飛円斬り
(エキス取得時)飛び込み斬り→[◯]飛円斬り

飛円斬りは操虫棍の攻撃の中で最も威力が高い攻撃である。

2ヒットの合計モーション値は68
トリプルアップ状態では攻撃力に倍率がかかり、その威力は大剣の溜め斬りに匹敵する。

好タイムを叩き出した上位チームに際立って多く見られた、
[前◯]飛び込み斬り→[◯]飛円斬り→[△]突き→[×]回避行動

という連携だが、チームはこの飛円斬りの使用回数が少ないように見える。

彼らがこの高いモーション値を誇る飛円斬りに着目しないという事はあり得ない。

なぜなら狩王だからだ。
彼らはあえて使用を控えたのである。

飛円斬りは威力が高い反面、大きく前方に移動するモーションであるため、
立ち位置が動くというリスクがある。

彼らに多く見られたアクションは、
[△]連続斬り上げ→[△]けさ斬り
という定点を確実に叩く連携だった。
狩王はハイリスク&ハイリターンとなる立ち回りを避け、
上位安定を狙った立ち回りを選択したのではないだろうか。

その結果、攻めの立ち回りを選択した挑戦者に敗れた。
と、このように私は推測した。




硬直キャンセル


操虫棍は全ての武器の中で唯一、攻撃後の硬直を0にするテクニックがある。

攻撃後[L2△]虫発射
攻撃後[L2◯]虫回収

攻撃→回避行動→方向転換→攻撃
よりも、
攻撃→虫発射→方向転換→攻撃
の方がDPSが高い。

しかしながらこれをやると印が途切れるため、猟虫粉塵を利用した麻痺値の蓄積が遅れる。
この事から硬直キャンセルにはメリットとデメリットがあり、
このテクニックが勝敗を分けたポイントと言えるような差は見受けられなかったが、
私が個人的に見たかったプレイであり、何チームかはこのテクニックを披露してくれていたので、
ファンとしては満足だった。

操虫棍のシブい小技である。




非常に見応えのある地区大会だった


ここまで長々と考察を書いてきたが、むしろ最初に書かなくてはいけない明確な差が、
上位チームと下位チームの間にある。

被弾率である。

1位で抜けたハーゲンキャッツチームと、2位で抜けた祖龍アルセルタスチームは、
体力の装衣が時間の経過で切れているのである。

これはつまり、攻撃を避けているということだ。

ネルギガンテは近距離では攻撃行動を多く使用するが、
距離が離れると大きく跳躍して回り込む行動を取るようになる。
この行動をさせてしまうと、ハンターがネルギガンテを追いかける時間が発生するため、
タイムロスに繋がるのである。
ネルギガンテの攻撃を受けると吹き飛ばされて距離が離れるため、上記の跳躍行動を取る確率が上がる。
攻撃を受けなければネルギガンテはその場を大きく動く行動が減り、
ハンター側が張り付いていられる時間が増える。

回避のテクニック=モンハンの上手さである。

勝ったチームは単純にモンハンが上手かったという事なのかも知れない。



それでは皆さん、本日もよき咆哮回避を(・∀・)ノシ

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