狩王決定戦2018広島地区大会を見た感想

【狩王決定戦2018広島地区大会を見た感想】

広島地区大会アーカイブ

上位チームのすごさを考察

私はエンジョイ勢なので、狩王がどんな事を考えてプレイしてるかなんて知りません( ̄ω ̄)
なので、ファン目線で上位チームのここがすごい!
みたいなとこを書いていきたいと思います。


武器の選択について


広島地区大会では決勝に進出した8チーム全てがガンランス×ガンランスという組み合わせとなった。

先々週の東京地区大会から始まり、先週の名古屋地区大会、今週の広島地区大会まで、
上位チームは全て同じ武器となっている。
これはターゲットが古龍のため罠が使えず、 スタイル 的にガチでやらざるを得ないという理由から、
2名が最もDPSの優れた同じ武器を選択し、
アクションのスキルで勝負するといった傾向になっているのだろう。




【余談】スタイルについて

タイムアタックのスタイルはガチテンプレに大別される。

テンプレ型は乗り、麻痺、罠、スタンなどを駆使して拘束状態を連鎖させ、
モンスターを動かさないというコンセプトをベースとした戦い方になる。

入場のタイミングから罠を設置するポイント、状態異常の蓄積値、部位耐久値に至るまで、
全てを計算して組み上げたクリアまでの構築を、2名が連携して一手一手確実に遂行していく。

テンプレ型は成功すれば確実に好タイムが出るというメリットがあるが、
拘束が困難なモンスターや、今回のように罠が使えないクエストでは採用されないケースが多い。

上記のテンプレ型に対し、拘束連鎖などの構築を作らずに、普通に戦うスタイルをガチと言う。
ガチではDPSが最優先されるため、同じ武器種を選択した2名がひたすらダメージ効率を追求した立ち回りを行う。


広島地区大会におけるガンランス


選択可能な5種の武器の中ではガンランスの火力だけが頭一つ抜けたバランスとなっているため、
全員ガンランスは妥当な結果だろう。

そのガンランスだがガード性能がついておらず、代わりに回避距離3が発動している。
鉄壁のガードが持ち味の重量武器でありながら、
守るのではなく避ける立ち回りが要求されるという
極めてテクニカルなスキルセットである。



















漢の浪漫"フルバースト"


フルバーストは、装填された全ての砲弾を一度にぶっ放すガンランスの大技である。

[△◯]斬り上げ→[△]叩きつけ→[◯]フルバースト
[攻撃後R2]クイックリロード→[△◯]叩きつけ→[◯]フルバースト
[前△]踏み込み突き上げ→[△◯]叩きつけ]→[◯]フルバースト
[空中△]ジャンプ突き→[△◯]叩きつけ→[◯]フルバースト
[空中R2]ジャンプ叩きつけ→[◯]フルバースト
抜刀状態[空中◯]空中フルバースト

フルバーストは砲撃タイプ通常型に高倍率がかかる。
今回のガンランスは放射型だが砲弾装填数UPが発動しているため、
モーション値で砲撃25火属性140×4ヒットという高火力となっており、
多くのチームがフルバーストを使用していた。




漢の浪漫"竜杭砲"


読み方はりゅうこうほう。
モンスターに砲身を突き刺し、パイルバンカーのようなメカギミック(竜杭弾)を射出する。
竜杭弾は刺さったまま回転して連続ダメージを与え、最後に爆発して大ダメージを与える。

なんと漢の浪漫を掻き立てるアクションであろうか。

フルバースト→[◯]竜杭砲
空中フルバースト→[△or◯]竜杭砲
叩きつけ→[△]なぎ払い→[△or◯]竜杭砲
フルバースト→[△]なぎ払い→[△or◯]竜杭砲
砲撃→[◯]砲撃→[◯]竜杭砲

威力は砲撃タイプや砲撃レベルに左右されるが、
おおむね竜撃砲と同等のダメージを叩き出す、ガンランスの必殺技である。

また竜杭砲に派生するなぎ払いはモーション値が68もあり、ガンランスの斬撃技では最も威力が高い。




漢の浪漫"竜撃砲"


ガンランスの浪漫を語る上で、避けて通ることのできないアクションである。

[R2△◯]竜撃砲
※溜め中にL2+右スティックの操作で照準を動かせる

竜撃砲は砲撃タイプ拡散型が最も威力が高い。
今回のガンランスは放射型だが、それでもモーション値で砲撃50火属性260×3ヒットと非常に強力で、
どのチームも竜撃砲は積極的に使用していた。

なお、今作の竜撃砲は砲撃を除く全てのアクションから派生できるため、
ラッシュのトドメを竜撃砲で〆るという、浪漫の塊のようなコンボが可能となっている。




さて実際に動画を見てみよう


ガンランスのカッコイイところは、
上記の各種浪漫砲をコンボに組み込むことがダメージ効率の向上に繋がる点である。
武器やスキルにもよるが、
最速タイムを狙うならフルバーストや竜撃砲をガンガン狙っていく立ち回りとなる。

さて大会の動画だが、

まずはクリアタイム3分29秒30で4位敗退となってしまった
地獄からきた松本兄弟チームを見てみよう。

このチームは大会常連の強豪で、
予選のプケプケも2位で突破してきた実力者である。


見どころとしては、攻めを重視した結果被弾率が高くなってしまい、
回復に時間を取られてタイムが遅れてしまっている点だ。

続いて見てほしいのは2位で幕張行きを決めたQとnakanoチーム。

予選のプケプケでは51秒23という好タイムを叩き出し、
堂々の1位で決勝に駒を進めた強豪チームである。




上記の松本兄弟と同様、フルバーストを積極的に使った攻めの立ち回りを見せてくれた。

2位で幕張行きを決めた彼らでさえ1乙しているのである。
それほど難しいのだ。この避けるガンランスという武器は。

さて、以上のことを踏まえた上で次なる項では優勝者の動画を見てみよう。




一線を画する勝者の立ち回り


優勝したCoRNeR LIFEチームは
予選のプケプケを3位で突破。

彼らが決勝で魅せてくれた立ち回りは
他のどのチームとも異なるものだった。

見どころは突き砲撃によるラッシュである。

フルバーストをはじめとする高火力コンボの使用頻度が明らかに少ない。

[△]水平突き→[◯]砲撃
モーション値は水平突き24→砲撃25火属性140と、浪漫を感じる数字ではない。

しかしながらこの連携は攻撃モーションがコンパクトでスキが小さく、
攻撃が空振りしにくいことと、被弾リスクを軽減できるというメリットがある。

事実、彼らは体力の装衣が時間の経過で切れているのである。

避け切ったのだ。 ネルギガンテの攻撃を。
避け切った上で、攻め抜いた。ガンランスでだ。




その判断に賭ける勇気


特筆すべきは彼らの勇気である。

このクエストはミスなくまとめると、おおむね2分台前半というタイムになる。
優勝したとは言え、CoRNeR LIFEチームのクリアタイムは2分40秒41なのだ。








つまり彼ら以外の7チーム全てがミスをしたという結果である。

彼らはこのクエストの難易度から火力安定を天秤にかけ、安定を選択した。
結果的に彼らのこの判断は正解だったということになる。

だが少し考えてほしい。
広島地区大会から幕張に行けるチームは上位2チームなのである。

東京地区大会は上位4チームが、
名古屋地区大会からは3チームが幕張に進んだ。
広島の枠は2チームだ。
つまり広島地区はどのチームも最速タイムを狙って攻めるという事前予測が立つのが必然であろう。
何しろ広島から幕張行きの切符は2枚しかないのだ。

この環境下で安定を選択するという判断に至り、
そこに数百時間という練習時間を費やす覚悟とはどれほどのものだろうか。

もしも7チーム中2チームがミスをしなければ、数百時間の努力が水泡に帰する可能性もあったのだ。

その判断に至る勇気
そしてそこに膨大な練習時間を費やす覚悟

このような彼らのバックグラウンドを察した上でもう一度CoRNeR LIFEチームの狩りを見てみよう。
きっと感じるハズだ。
彼らの覚悟が、突き砲撃のラッシュに乗っているのを。



それでは皆さん、本日もよい突き砲撃を(・∀・)ノシ

コメント

  1. 師匠、ガンランスの浪漫を捨てる覚悟って相当ですよね

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    1. いや彼らの突き砲撃がめちゃくちゃカッコよくて、最近は突き砲撃ばっかりやってますw
      今まで突き砲撃はガンランスのジャブだと思ってたんですけど、それは誤りでした。
      突き砲撃はフィニッシュブローです!

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